放射線療法は、放射線が持つ電離作用を利用して悪性腫瘍を制御する治療法で、手術と同じようにがんの主要な局所療法の一つです。また手術や化学療法と併用する事により、単独で治療するよりも大きな効果をあげることがあります。
放射線治療装置には、コンピュータ制御によってミクロ単位でがんを破壊する「がんのモニタリング装置」が装備されており、がんの部位に集中的に照射することができるものもあります。非常に小さながんでも、極細のペンシルビームによる照射とリアルタイムでの位置認識システムによって患者様の動きを敏感に捉えながら治療することが可能です。
放射線療法は幹部を切除しないで体の機能や形態を温存させたいときや、がんが手術不可能な部位にある場合等に行われます。
放射線治療は免疫力を下げにくい特徴があり、樹状細胞ワクチン療法と併用することで相乗効果が期待できます。
Copyrihgt(c)2012 Center for Advanced Medical Science and Technology