「がん免疫療法」とは、がんを攻撃してくれる体内の免疫細胞を使って治療を行っていく療法です。
自己の免疫細胞を使ってがんを攻撃するため、副作用が少ないのが特長です。この体内にある免疫細胞機能に注目し、がんを退治していこうとする免疫療法は、「第4のがん治療法」として期待されています。(現在はエビデンスの収集段階にある治療法です)
がん免疫療法には特異的免疫療法と非特異的免疫療法というものがあります。
<特異的がん免疫療法>
がん細胞にだけ作用することを意図した治療アプローチです。
◆樹状細胞ワクチン療法
◆がんペプチドワクチンなど
<非特異的がん免疫療法>
身体全体の免疫の活性化を意図した治療アプローチです。
◆活性化リンパ球療法
◆BRM療法、NK細胞療法など
※一言で「がん免疫療法」といっても、その内容は様々です。一部の治療法を除き、現時点ではまだエビデンスを収集段階の治療です。
平成25年に制定された「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」により、「再生医療等提供計画」の提出が義務付けられています。
当施設では、この提供計画を厚生労働省に提出した上で、日本免疫学会をはじめとする6学会共同の「免疫細胞療法細胞培養ガイドライン」に準拠し、治療をご提供しています。
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