2019年12月16日 |
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2019年11月9日(土)、東京ミッドタウン(港区六本木)にて、消化器がんの方を対象としたがんセミナー、消化器がんと闘うために。消化器外科医が語る"後悔しないがん治療"「がん治療に欠かせない免疫のちから」を開催。当施設のがん診療部長 島袋誠守医師が、がん患者様とそのご家族様を対象に講演しました。 セミナー内容のご紹介がん診療部長 島袋誠守(しまぶく まさもり)医師 消化器外科・一般外科として25年以上がん治療全般に携わり、より多くの患者様を助けたいという思いで免疫療法を志した島袋医師。 免疫の仕組みについて詳しく解説し、体に備わっている「免疫」はがんと闘う上で欠かすことができないことを強調。早期の段階で免疫療法を他の治療と一緒に取り入れることによる相乗効果の可能性や、治療後の再発転移予防のために行う免疫療法の役割などについて詳しく解説しました。 がん患者さんの免疫状態について、そもそもがんを攻撃する免疫細胞の数が少なく、がんの勢いに負けてしまっている可能性があるため、がんを攻撃する免疫細胞を増やすことで効果が期待できることを示しました。 また、現在大学病院と臨床試験を行っている、遺伝子レベルのがんの目印「ネオアンチゲン」と「樹状細胞ワクチン療法」を組み合わせた治療について触れ、個々の患者さんに合わせた免疫療法の可能性を紹介しました。 講演後は質疑応答の時間を設け、事前にいただいたご質問に島袋医師が丁寧に回答。セミナー終了後に行われた「個別相談」、「当施設の見学会」では、多くの方にご参加いただきました。 セミナー結果のご紹介当セミナーには、およそ30名の方にご参加いただきました。 参加者アンケートでは、8割以上の方に満足度の高い評価をいただいた一方、「内容が少し難しい、理解できないところがあった」というお声や、「新しい治療法や治療薬」「食事について」の情報を望まれるお声もあり、今後のセミナーへの励みとなりました。 当施設では、患者様・ご家族様にとって有意義な情報のご提供を目指し、今後も同様のセミナーを企画・開催していく所存です。当セミナーにご参加いただいた皆様におかれましては、誠にありがとうございました。 東京ミッドタウン先端医療研究所 |
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