2017年02月27日 |
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2017年2月25日(土)、AP浜松町(東京都港区)にて「再発・転移へのあきらめないがんセミナー(主催:一般社団法人あきらめないがん治療ネットワーク)」が開催。 会場に集まった100名を超えるがん患者様とそのご家族の方々に、当施設の田口淳一医師(所長)と島袋誠守医師(がん診療部長)が講演を行いました。講演後は積極的に質問する方や、個別に医療相談を申し込む方もおられ、大変有意義なセミナーとなりました。 田口医師と島袋医師の講演概要は以下のとおりです。 ■田口医師 講演テーマ「プレシジョンメディスンとがん治療の進歩」 田口医師はプレシジョンメディスンについて「がん組織の遺伝子変異を調べ、それに合った薬を見つけることでテーラーメイド医療を実現する道筋が見えてきました」と説明。 将来は、リキットバイオプシー(採血による生検の意)でがん細胞をモニターし、解析することで効果の期待できる治療法がリアルタイムで分かるようになるでしょう」と最先端医療への期待を述べました。
■島袋医師 講演テーマ「免疫療法の役割」 「がんとは1つの治療法で太刀打ちできるほど甘い相手ではありません。がん治療はあらゆる方法を使って闘う総力戦です」と語る島袋医師は、免疫療法の特徴と可能性について紹介しました。 免疫療法の効果を認める論文も数多く報告されている中、その時点でできることを医師と患者さんが一緒になって取り組み、今をしのぐことができれば、新たな治療選択肢の可能性も出てくること等をお話ししました。
本セミナーでは、田口医師と島袋医師を含む6名の医師が講演しています。 |
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