第一選択肢は手術。
再発・転移でも、樹状細胞ワクチン療法を併用した治療が可能。
甲状腺がんは手術が第一選択肢となります。がんの進行度によって切除する範囲は異なりますが、全摘または葉切除(甲状腺の左右どちらかの切除)が基本となります。転移防止のために広く切除することはあまりありませんが、首に近いリンパ節は最初の転移部位のため、状態によっては最初の手術時に切除することがあります。がんが気管に及んでいる場合は気管も切除します。
手術でがんをとりきれなかったり、遠隔転移がある場合などは、内照射(放射性物質を直接腫瘍の内部または周辺に留置する)が採用されます。また、切除できないほどがんが大きい場合や、骨転移の痛み緩和が必要なときは「外照射」(体の外側から放射線を照射)が行われます。また、手術後の補助療法として、「TSH 抑制療法」というホルモン療法を実施することがあります。
当施設で行っている樹状細胞ワクチン療法では、標準治療(手術・放射線治療・化学療法)と組み合わせることで、 相乗効果が期待でき、副作用を抑えて治療することが可能です。まずはお気軽にご相談ください。
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