大腸がんに、標準治療と樹状細胞ワクチン療法を組み合わせた治療をご提案
大腸がんの治療では、病巣が2センチ以下でリンパ節への浸潤が軽度であれば、内視鏡や腹腔鏡手術によるがんの切除が選択肢に入ってきます。進行している場合には腹腔鏡などに加えて開腹手術が選択される場合があります。手術で切除する箇所は、がんの進行やリンパ節への転移によって決められていきます。リンパ節に転移がある場合には栄養血管の根元にあるリンパ節まで切除して術後の観察を行います。転移が認められる場合には、転移巣と原発巣が手術によって切除可能かを判断します。切除不能な場合には、抗がん剤(化学療法)が選択されます。抗がん剤の治療では肝、肺、リンパ節、腹膜、などの転移巣が標的となります。骨や脳への転移は放射線治療を使って緩和的な照射を行います。術後の補助として抗がん剤が用いられる場合もあります。分子標的治療薬の分野でも治療効果について研究が進められています。
当施設で行っている樹状細胞ワクチン療法では、標準治療(手術・放射線治療・化学療法)と組み合わせることで、 相乗効果が期待でき、副作用を抑えて治療することが可能です。まずはお気軽にご相談ください。
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