再発・転移の膀胱がんに、標準治療と樹状細胞ワクチン療法を組み合わせた治療をご提案
膀胱がんの初期治療は、膀胱温存を目指した経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-BT)を行うのが一般的です。しかし、診断された時はすでに膀胱内で多発していたり、切除後に再発を認める頻度が高いと言われています。従って、再発や進行のリスクに合わせて、抗がん剤やBCG(免疫系を活性化させる物質)の膀胱内注入療法が行われます。
再発・進行のリスクがともに「低」の場合は、TUR-BT術後に抗がん剤を膀胱内に注入する方法が選択されます。再発リスクが中~高、あるいはがんが進行するリスクが中程度の場合は、複数回にわたり抗がん剤を膀胱内に注入する方法がとられます。あるいはBCGを膀胱内に注入する治療法も選ばれます。がんが進行するリスクが高い場合は、BCG膀胱内注入か、膀胱全摘除術の選択が推奨されています。
当施設で行っている樹状細胞ワクチン療法では、標準治療(手術・放射線治療・化学療法)と組み合わせることで、 相乗効果が期待でき、副作用を抑えて治療することが可能です。まずはお気軽にご相談ください。
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